一寸先は靄

文系学部から理系大学院に進学し四苦八苦するだけの日記。

抄訳:How to Get a Ph.D. in Mathematics in a Timely Fashion (2)

http://www.math.washington.edu/~billey/advice/timely.fashion.pdf

前回の続きから。

 

0.1 いつ指導教官を探し始めるべきか

まだいないのならば今すぐです、早すぎることはありません。

まず大学院におけるプロセスを見ていきましょう。大学院卒業の前にあなたは何をすべきでしょうか。PhD candidateは

(1)言語試験に合格しなければなりません(もしあれば)。

(2)四人の教員の前で、一般的な関連知識、詳細な論文のトピック、及び幾つかの小さい結果について一時間プレゼンテーションを行わなければなりません。

(3)次に四人の教員の前で、その分野での既存の定理と、新しい定理を示し、ディフェンスを行わなければなりません。

(4)4つほどの推薦状で、研究や教育に関わる仕事を得なければなりません。

これらは合わせて10時間にも満たないものですが、そのために多大な労力を要します。研究への移行に難しさを感じる理由の一つとして、これらの要請は日々何をすべきかについて何も教えてくれないことが挙げられます。

では、時間を逆算して考えてみましょう。卒業の一年前にあなたは就職活動を始めるべきでしょう。就職活動の前にあなたは最低でも一つは良い定理の証明を終えているべきです。普通は最初に取り掛かった問題で卒業できるのは稀で、複数の問題に挑戦することが求められるので、これには一年半ほどの辛抱強い努力が求められるでしょう。何か具体的な問題に取り掛かる前に、大抵は1年ほどの準備期間が必要になります。論文を読む、関連したトピックの講義を履修するなどです。そしてこれらの前に、指針を決めるための指導教官を選ぶ必要があるのです。

したがって逆算すると、特定の問題に取り掛かり始めるのは卒業から2年半前、指導教官を選ぶのは卒業から3年半前が目安になります。

 

今回もほとんど直訳になってしまったけども、頭使わなくていいのでよしとする。

次は"0.2 How do you choose an advisor?"を抄訳する。

抄訳:How to Get a Ph.D. in Mathematics in a Timely Fashion (1)

http://www.math.washington.edu/~billey/advice/timely.fashion.pdf

興味深い内容だったので、抄訳を試みる。
博士課程に在籍する水準の学生ならば十分読める英語で書かれており直訳の意義は薄いため、要約あるいは概要を日本語で記すに止める。日本では馴染みのない表現は適当なものに置き換えている。

 

数学研究は楽しく、魅力的で、困難で、苛立たしく、そして通常の労働とは異なります。この記事は数学科の学生から独立した研究者に成長するための幾つかのチップスを示すことを意図したものです。

学部で課される課題は問題が明瞭で、答えは授業で扱われた内容に含まれ、終わりがあり、フィードバックが与えられます。一方、数学の研究とは小さくニッチな分野における未知の定理の証明であり、終わりがなく、膨大なリソースから適切な選択を行い問題に取り組む必要があります。その成功や達成の頻度は学部での生活と比較してずっと少なくなるでしょう。この環境の変化に対して容易に順応する学生もいれば、迷子になってしまう学生もいます。

次の例を考えてみてください。あなたは地方の小さい町から東京へと引っ越したとします。あなたは着いたばかりで東京について何も知らないため、まずは一週間のバスツアーで街を巡ることにします。ツアーにおいて様々な名所を目の当たりにするでしょう。さて、このバスツアーが終わった時、あなたはこの街を知っていると本当に言えるでしょうか。答えはノーです。街の穴場を、近所のレストランを、公園を、人々を、近隣の危険区域を、駐車違反切符を避ける方法を、水道の修理の連絡先をあなたはまだ知らないのです。したがって、あなたは自分自身で街を調べ始めるでしょう。東京の細部を知り始めると同時に、友人を作ろうと試みるでしょう。友人はあなたに穴場を示すでしょうし、あなたの好みにあった街の案内をしてくれるでしょう。

大学院の進級試験を終えた時というのは、数学のバスツアーのバスから降りた時と同じです。学生は以降自分自身で数学を探索する自由を持つのです。それにあたり、穴場や障害の避け方を教えてくれる友人は貴重ですが、この友人は大学院において指導教官にあたります。指導教官は幅広い層にとって興味深いopen problemを示すことができるし、必要な参考文献を教えることも、行き詰まった時には新しい打開策を与えることも、就職において助けを出すこともできます。したがって指導教官の選択は大学院での研究において非常に重要な一歩なのです。

 

とりあえずここまでで中断。次回は"0.1 When should you start looking for an advisor?"の抄訳を試みる。

日本の大学院に進級試験があるところがあるか分からないけども、大学院入試はまだ学部が終わっていないから不適当に思える。今後訳は再編の必要があるかもしれない。

あと、概要と言いながらほぼ全て訳している気がする。経験やセンスが問われている。

The Recent State

Seminar: now grappling with section 4.1 (Lehmann, 1999)

Autodidact: trying to restrengthen the knowledge around SDEs and learn limit theory of stochastic processes, but it is difficult because of the preparation for seminar and special lectures in summer

Plan in future: what I wonder about is there is few information as for the life at doctorate courses without experiments such that maths, physics, computer sciences etc. I know I should prepare for the application to DC, but simultaneously I do not know how many master's students in such relatively theoretical research areas can have existent research achievement up to the 2nd year of master's course. People around me say I can win the position, but I am not confident to research with the speed I will have any awards or post any articles to any journals. What is more, I doubt the significance of the choice of institutes from the perspective of a doctorate student because I recently have the idea that the contribution of the institute and the advisor is tiny if the differences are not explicitly significant. On the other hand, I also reckon that the brand name of the institute matters if I were to find the difficulty to stay in academia and decide to work in industry. I might have to note that the idea is risky due to the short-term viewpoint and excessively focused on one specific possibility.

 

I wrote for approximately 20 min. I should recall the sense to write in English by continuing the custom.

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1st Entry

所謂Fラン文系学部から国立理系大学院へ進学してしまったために苦心の日々を送る中、状況の整理と方針の画策及び情報発信の練習として、簡単にブログを作ることを試みた。

内容は論文や教科書、今後の学習計画、あるいはちょっとした随筆のようなものを書いていければいいと考えている。ブログの更新で1時間も2時間も時間を取られていたのでは本末転倒であるので、15分程度で書き終えることができる内容に留めて更新頻度を高く維持するように心がける。

記事の言語については人に読まれることを念頭に置いた記事については日本語で記述し、その他の内容については英語で書くことにする。

論文の簡単な要約も記載していく。関連分野としてはasymptotic statistics, financial econometrics, high-frequency data analysisが挙げられるため、その周辺の論文の要約を試みることが多くなる。

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